仕事のストレスの8割は「人間関係」だと、私は断言します

職場におけるストレスの大半──いえ、正直に申し上げて“ほぼ全て”と言っても過言ではないのが、人間関係です。仕事内容なんてものは、慣れれば対処できます。要領さえ掴めば、どうにでもなります。しかし、厄介なのは「人間」なんです。他人です。しかも、赤の他人と四六時中一緒にいなければならない。これが会社というものの現実です。
私は、こう思います。「なぜ、他人のために気を遣い、ストレスを溜めなければならないのか?」と。もっと言えば、「なぜ、他人に気を使った挙げ句、自分ばかりが損をしているような気分にならなければならないのか?」と。そう思っている方、きっと多いはずです。そして、それはあなたが弱いからではありません。むしろ“普通の感覚”を持っている証拠です。
私も長らく、人間関係に悩まされてきました

正直に申し上げましょう。私も相当、人間関係でメンタルをすり減らしてきました。
- 気を遣いすぎて、1日終わるとどっと疲れる。
- 上司に叱責され、自信喪失。
- 同僚の顔色を伺ってばかりで、自分が空気のような存在に感じる。
- なんでもクレームを入れてくるお客さんに神経をすり減らす。
(「それ、あなたの確認ミスでは…?」と突っ込みたくても言えない理不尽さ)
忖度、気遣い、遠慮……これらを「美徳」とする日本社会において、私たちは知らず知らずのうちに“自分で自分の首を絞めて”いるのです。気づいた頃には、心がガス欠状態。朝起きるのも億劫。出社するだけで体が重い。そんな毎日でした。
極論ですが、これが私の“人間関係ストレス解消法”です
今日お伝えするのは、少々極端かもしれません。でも、それくらい割り切らないと、やっていけません。なにしろ、相手は変わらないのです。ならば、自分が変わるしかない。それが私の出した答えです。
私はこう決めました。
「謙虚な人には、とことん謙虚に接する。高圧的な人には、それ以上の態度で返す」
これは、実にシンプルなルールですが、効果は絶大です。以下に詳しくご説明いたします。
謙虚な人には、こちらも謙虚に

当たり前のことのように思えるかもしれませんが、これが自然にできている職場って、意外と少ないのです。
例えば、こちらのちょっとしたミスに対しても「お忙しいところ申し訳ないですが…」と前置きしてくれる方がいます。あるいは、自分の都合で頼みごとをしてきたあとに、「無理なら遠慮なくおっしゃってください」と一言添えてくれる人。
そういう“思いやりある言葉”に触れた瞬間、人はどう感じるか?
「この人にはちゃんと応えたい」と思えるものなのです。
その結果として、自分もまた丁寧な言葉で返す。たとえ多少無理な依頼でも、「今回は引き受けよう」と前向きになれる。
要するに、人間関係のストレスって、相手の“ちょっとした気配り”の有無で劇的に変わるんです。
謙虚な人と接していると、自分の態度まで自然と柔らかくなる。言い換えれば、「こちらが気を張らずに済む人」なんです。
だから、私はこう決めています。
そういう人には、心からの敬意と感謝をもって接する。
余計な気疲れを生まず、心地よい関係が築けるからです。
むしろ、そういう関係だけを残して、それ以外は切り捨てるくらいでちょうどいい──そう思っています。
問題は“高圧的な人”への対処法です

問題なのは、こちらがどれだけ気を遣っても、自分のことしか考えていないタイプ。上から目線、マウント体質、口だけ達者な残念な方々──こういう輩に、あなたの貴重なメンタルを消耗させてはなりません。
方法は至って明快です。
同じくらい、もしくはそれ以上の態度で接して差し上げましょう。
「お客様は神様です」? 冗談じゃありません。こちらが人として丁寧に接しているのに、それを踏み台にしてくるような相手に、何の義理立てをする必要があるのですか?「そういう態度を取ってくるのなら、こちらもそれなりの姿勢で応じさせていただきます」という心構えで充分です。
とはいえ、すべての人が言い返すのが得意なわけではありません。私もかつては、理不尽な物言いに対して何も言い返せず、ひたすら耐えておりました。でも、もう無理はしません。そんなときは、完全無視です。
何度でも言います。
あなたのメンタルに、他人の横柄な態度が入り込む隙を与えてはなりません。
「無視する」「距離を置く」「証拠を残す」——これが自分を守る手段です
もちろん、社会人として“我慢”が必要な場面もあることは、認めざるを得ません。
すぐに距離を置けないこともあるでしょう。そういった場合は、
- 高圧的な人とだけ距離を取る
- それ以外の人とは、今までどおり丁寧に接する
これで大丈夫です。あなたが全員に気を遣う必要なんて、どこにもありません。優先すべきは“あなたの健康と尊厳”です。
どうしても理不尽なことをされたときのために、メールなどでやりとりを残しておきましょう。彼らの態度は、だいたいメールでもそのまま出ます。高圧的な文面は、あなたの主張を裏付ける証拠となります。
最悪の場合は、それを上層部に提出してください。
それで「やりすぎだ」と言われたら、逆ギレして構いません。
だって、悪いのは最初に高圧的に接してきた相手なのですから。
まとめ:あなたが壊れる前に「人間関係の線引き」を
結論です。
人間関係は、ある程度までは努力して築くものですが、それ以上は“選ぶもの”です。
誰に対しても同じように接する必要なんてありません。
あなたに敬意を示してくれる人には、それ以上の敬意を返せばいい。
あなたを利用しようとする人には、毅然と距離を取る。それだけです。
もうこれ以上、他人の顔色を伺って、自分をすり減らすのはやめましょう。
あなたの人生は、他人のためにあるのではありません。
ストレスなく、前向きに仕事をするために、まずは“人間関係の整理”から始めましょう。


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